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自然エネルギーデザイン学
目的と概要:
私たちが生活や生産活動を行うためには,自然界から利用可能なエネルギーを取り出す必要があります.一方,自然界は複雑で不確実であり,人間が制御することはできません.本講義では,地熱エネルギーを題材の中心としながら,自然界を技術開発の対象とすることの難しさや面白さを学び,持続的に自然界からエネルギーを取り出すための設計方法論を修習します.また,現状の自然エネルギー利用技術を理解し,自然と技術,社会のあるべき関係性を探究します.
達成目標:
以下の事項に関する理解の獲得を目標とします.
・限られたデータに基づいて、複雑系のモデル化や複雑系を評価する手法を使うことができる。
・天然物を設計の対象として見る目を養う。
・社会の中の技術、資源と向き合う技術について、多角的な視野を広げ、自分なりの考えを持つことができる。
・自然エネルギーに関する課題を抽出し、解決策を検討することができる。(仮説を形成できる。)
2023年度講義スケジュール
4/14 1. 序論(自然とは?自然エネルギーとは?)
2. デザインとは?
4/21 3. 複雑系のモデル化 ―複雑・不均質構造の定量化―
4. 自然資源(複雑系)のモデリング ー物理モデルー
4/28 5. 自然エネルギー利用の設計 −最適化問題/不確実性の定量化−
6. 社会の中の技術の設計 −社会受容性・合意形成−
5/12 7, 8. ワークショップ:風景の朗読会
5/19 9,10. フィールドワーク:自然エネルギー利用施設の見学
5/26, 6/2 11-14. グループワーク
6/9 15. 発表・まとめ
自然エネルギーデザイン学(2023年度)発表会
グループA:風力
グループC:地熱
グループE:蓄電
グループG:どんとこい精神
グループB:水力
グループD:熱利用
グループF:百のやど
グループH:コミュニティ形成